子供の頃、『金持ち』 と聞いて連想できるのはこの程度だったのだが
今ではどれも、特に努力をしなくても手に入るようになってしまった。
贅沢な世の中だ。
実際、こんな安月給の私のムスメも、一丁前にピアノなどを習っている。
もちろん、家での練習は安い電子キーボードなのだが、
習い始めて3年目。どうやら練習も本格的になってくるようで、
今まで音感に絶望的な障害をもつ嫁が自宅での指導を
必死で担当していたのだが、もう限界だ。
嫁 『そこはね、ドソラ~♪』
ムスメ 『?????』
嫁 『あれ?えーと、♪ドソラ~?』
・・・熱意はひと一倍なのだが、
嫁が歌うと全てが 『遅いラップ』 に聞こえてしまう・・
ムスメ 『違うよ? ドソラ~♪ だよ?』
・・・・おぉ、いいぞ、ムスメ!
お母さんの幻術に惑わされずに自分の音感を信じるんだ!
嫁 『ちょっと、何?その笑顔 ( `ロ´) !! 人が・・・・・・・・
・・・・いや、いいわ。私には無理。パパが教えてあげて・・・・・_| ̄|○ 』
さすがの嫁も、自分の限界をよく知っている。
私 『よっしゃ! ムスメ、一緒に弾こうぜ!』
ムスメ 『キャー!やったぁ ( ゚ ∀ ゚ )!』
・・・うふふふ。ムスメとの連弾・・・・・・幸せ・・・・・・・
私・ムスメ 『チャララ~ン♪、チャンチャン♪ 楽しいねぇ (* ´ ∀` ) 』
嫁 『違う違う、ズレてるよ! そこは チャ~ラララン♪ でしょ!』
私・ムスメ 『???(゚д゚ ;) (゚д゚ ;)????』
どうしても黙っていられない嫁。
・・・・わかった!熱意は認める。
でも、いちばんズレてるのは、君の口から出る呪文だ。
6歳児になら、私でもまだ教えることはできる。(楽譜は読めんが)
まあ、黙って 『お父さんピアノ教室』 に任せなさいって。
私 『お父さんピアノ教室は月謝1000円でいいよ (* ´ ∀` ) 』
嫁 『はぁ?何言ってんの!? ピアノ買わなきゃならないんだから
来月からまたお小遣い5千円に戻すからね ( `ロ´) !』
キャァ! 何だよ、冗談は笑って言ってくれよ ( T ▽ T) !
私 『ピ、ピアノって、ホンモノの・・・・(゚д゚ ;) ?』
嫁 『当たり前でしょ ( `ロ´) ! キョンキョンじゃあるまいし、
今どき紙のピアノなんて・・・』
私 『いや・・・紙じゃなくて (年齢バレるよ)、電子ピアノ。』
確かに、これから練習が本格的になってくると、さすがにジャパネットの
安っすいキーボードでは、もう限界だ・・・・・
でも幸い、今の時代は電子ピアノみたいなのがたくさんあって
10万円もあればまあまあ、何とか凌げるモノが手に入るらしい。
とは言っても10万円は大金だ・・・どうにかやりくりし・・・・
嫁 『だめだめ!電子ピアノなんて。やっぱりホンモノじゃないとね!
今度の日曜日、買いに行こうか?』
・・・うおぉ!何だ、その軽さは?
私 『え・・・でもホンモノのピアノって・・・高いよね・・・・』
嫁 『ん?そうね。 80万くらい。』
はははは、はちじゅうまん?
おい、待て! 私にたった6千円の小遣いを渡すときでさえ
あんなに悔しそうな顔をするほどお金大好きな嫁が
は、はちじゅうまん!?
・・・・いや、まあ、いいのだ・・・・・
子育てや教育に関しては手間と金をまったく惜しまない嫁の
スタイルには、軽い尊敬すら感じているからね・・・・
(でもピアノはまだ買わんぞ!!!)
しかし・・・私が10年以上使っている電気カミソリに穴が開いて、
刃が剥き出しになっていても決して買ってくれない嫁の口から
軽~く 『80万円』 なんて言葉がでてくると、
ちょっと切なくなってきますが・・・
そんな切なさとアゴの切り傷を癒すのは、やっぱりコレ
↓
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かねてからの夢、『日記・雑談(主婦)』 への引越しをとうとう
実行してしまいました・・・・・
今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします・・・・
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