結婚前は365日(うるう年なら366日)、パチスロを打っていた。
コイン貸し機が店内の数箇所にしかなく、
千円札を持って買いに行っていた時代からだ。
店員がなかなか交換所の場所を教えてくれなかった時代からだ。
ある程度 『ギャンブル依存症』 にかかっていた私を
救ってくれたのは、ほかでもない、嫁なのだ。
治療はいたってシンプルだった。
嫁 『もう、やめなさいね ( ゚ ∀ ゚ ) 』
完了・・・・・
以来7、8年になるだろうか、全くとは言わないが
ほとんどパチンコ屋には入っていない。
と言うより、月5千円 (今は6千円) の小遣いの男に来店されても
店側が困ってしまうだろう・・・・
ところが今日、トイレを借りに立ち寄ったパチンコ店で
『北斗の拳』 という、私の年代としてはとても素通りできない名前の
パチスロ機を見かけてしまった。
広告やテレビCMで存在は知っていたが・・・・
やってみたい・・・・・・
思わずなけなしの千円札を機械に入れてしまった。
久々のパチスロ・・・・
『うお!コインが勝手に下皿に入っていく!』
『自分専用のコイン貸し機かよ!』
『きゃあ!すげぇ液晶!ケンシロウが歩いてる!』
平静を装いつつ、心の中では大騒ぎだ。
『おぉ、レイだ!かっこええ!』
『ラオウまで出てきたよ!』
あれ・・・・・? 『ボーナス確定』 ?
・・・・何だよ。黒いのが揃っちゃったよ。レギュラーか?
いや・・・違うな・・・・
おっ!南斗水鳥拳!いいねぇ。
何度倒されてもリンやユリアに励まされ、立ち上がるケンシロウ。
おっさんにはたまらない演出だ。
しかし・・・・・終わらないな・・・・
いつまでボーナス続くんだ・・・ (゚д゚ ;) ?
と思いつつ、終わってみると私の震える手には
現金4万2千円が・・・・・ (;´Д`)
数年前の私なら 『へっ!まあまあだな ( ̄ー ̄)!』 とでも
言ったかもしれないが、今は、怖ぇぇ・・・・・。
何だよ・・・ほんの1時間で小遣い7か月分って・・・・
負けるときは一体幾ら負けちゃうんだろう・・・・・
もう二度とやらないぞ!!!!\( `ロ´)/
しかし、金を持っていることが嫁にバレた時のために
一応パチスロで勝ったことは報告した。(このへんが私の悪いところだ)
嫁 『えぇぇぇ!?パチスロ? いくら勝ったの ( `ロ´) !?』
私 『い・・・1万2千400円・・・・』 (端数でウソのリアリティを上げてみる)
嫁 『・・・ふーん・・・・・。じゃ、分け前6千円ね ( ゚ ∀ ゚ ) 』
私 『え!?半分も (゚д゚ ;) ?』
嫁 『半分じゃなくて、1万2千円ひく小遣い6千円。
そんなにお金持っててどうすんの? 妥当でしょ?』
・・・・危ねい・・・・
本当の金額言ってたら3万円以上取られてたのか・・・。
パチンコ屋よりよほど怖いな・・・この人・・・・
あぁ、それでもまだ手元にはピカピカの万券が何枚も・・・・・
うひひひへへへへへへ・・・・・(*´∀`)
しかし 『これでしばらく、毎日会社で缶コーヒー買えるぞ!』
程度の使い道しか思いつかない深刻な貧乏性の私には
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